受験関連用語集
替え玉受験
替え玉受験(かえだまじゅけん)とは、受験者以外の者が受験者本人になりすまして試験を受けることである。
大学入学試験のほか、国家試験などの試験でも発覚している(下述)。大学では入学試験以外でも定期試験で本人になりすますケースがあることから、入学試験と同様に本人確認を厳しく行う大学も現れている。
これが発覚すると失格になる。その大学の関係者(学生または教職員)が入試において替え玉となり受験者になりすまして受験したり、その他の加担(受験票をひそかに差し替えるなど)を行ったりした場合、その人も退学や解雇などの処分を受ける場合もある。受験票を偽造したり差し替えたりするほか、受験者になりすました人が本来の受験者の名で署名し、答案を作成し、提出することになるため、有印私文書偽造・行使などの刑事責任が問われることもある(例:東京高等裁判所平成5年4月5日判決 (PDF) )。
替え玉受験は、英語で一般的に「proxy test-taking」(『身代わり受験』の意味)と呼ばれる。
科挙では替え玉受験防止のため、会試覆試という予備試験を実施して受験生の人相を確認していた。