家庭教師の選び方

本記事では、良い家庭教師の選び方を3つの条件で紹介します。
家庭教師を選ぶ際の参考にしてみてください。
逆に、お勧めできない家庭教師の特徴や、完璧な先生でなくとも、ハズレではない先生を見分ける方法についても紹介しています。
①指導科目の各分野のつながりを理解している
例えば、数学であれば、数Ⅱで学習する「三角関数」「図形と方程式」「指数対数」「微分積分」は数Iの「二次関数」の知識を基本としています。
分野間のつながりを理解していないと、本質的な原因を取り除くことができません。
生徒が「三角関数」の問題が解けない時にその問題の解き方のみ教える、といったことが起こります。
これはその場しのぎにしかなりません。
むしろ、生徒は『解けた気になってしまう』という意味で非常に危険です。
良い指導者とは、生徒の躓きから本質的にどこに原因があるか見抜くことができる人だと思います。
②受験科目全体で戦略が立てられる
例えば、東大を目指している英語が苦手な生徒がいるとします。
彼は英語が苦手だから英語の指導をお願いする。
英語以外は合格基準に達していればこれでもよいです。
しかし、ほとんどは他の科目でも問題を抱えているはずです。試験まで時間がない中で、余分な時間は使えません。
試験の配点と生徒の実力を踏まえて、それぞれの科目で何点をめざすか。
そのために各科目をどれくらい伸ばすのか。
受験科目全体で総合的な戦略を立てて臨む必要があります。
“プロ”の場合でも、その多くは1, 2科目に特化しています。
従って、こういった戦略が立てられない場合が驚くほどに多いです。
担当科目だけにこだわり必要以上に難しい参考書をやらせる。
古典的な名著を進められる。
そんなケースを耳にします。
家庭教師の目標は、自分の担当科目を伸ばすことではなく、【生徒の合格】です。
それを達成する上で、総合的な戦略策定能力は必要不可欠です。
③合格に向けて全体のロードマップを描ける
①、②とも関連しますが、科目ごとに正しい順序で理解を積み上げていくことが、最終的に合格を勝ち取るためには重要です。
特にまだ受験年度でない生徒の場合、②よりも③の重要度が増します。
ゴールから逆算して長期的な計画(=ロードマップ)を描ける教師。
それは紛れもなく良い家庭教師です。
いったん、まとめ
上記、①〜③で良い家庭教師(指導者)について紹介しました。
まとめると以下になります。
<良い指導者>
- 指導科目の各分野のつながりを理解している
- 受験科目全体で戦略が立てられる
- 合格に向けて全体のロードマップを描ける
逆に、もしいま塾や家庭教師で教わっている教師が、以下に該当する場合、要注意です。
<あまりお勧めできない指導者>
- 一問一答的な教え方しかできない
- 自分の指導科目のことしか考えていない
- 指導が場当たり的
現実的なお話
ここまでは、家庭教師の選び方についてあくまで”理想”をお伝えしました。
ここからは、そうは言っても実際は・・・というお話をさせていただきます。
上記に記載した<良い指導者>の条件を満たす先生は、現実には、ほんの一握りだと思います。
このレベルの先生を探すにはたくさん時間がかかるし、料金も高額になります。
運良くこんな先生に巡り会えたら成績アップ間違いなしですが、それはなかなか難しいでしょう。
では、”ハズレではない”先生を見分けるにはどうすればいいか?
それは授業が終わった後のお子様の顔をみれば一目瞭然だと思います。
授業後に、それがたとえ一時的であっても、やる気を出させることができる先生は良い先生です。
このような先生であれば、授業が楽しいから勉強に対しても前向きに捉えることができるようになる可能性が高いです。
家庭教師の選び方は理解していただけましたか?
ぜひ家庭教師を決める際に悩んだら参考にしてみてくださいね!
また、秀桜会には上記を満たすような優秀な家庭教師が在籍しています。
当会の指導に興味がある場合は、こちらからお問い合わせください。
勉強に関するご質問やお悩みでも構いません。