数学(全体ロードマップ(3))

この記事では、大学受験で数学を使用する全ての高校生向けに数学学習のロードマップを紹介します。
数学の学習には相応の時間を要します。
だからこそ、しっかりと計画を立てて無駄なく効率的に実力を上げていくことが重要です。
数学入門
入門段階のメイン本は「これでわかる」を使います。
指導者がいる場合は検定教科書を使っても構いません。
「これでわかる」が合わない場合、以下でも構いません。
メイン本を補助する参考書として以下も活用しましょう。
メイン本だけだと演習量が不足するため、学校配布の問題集や以下で補います。
「やさしい高校数学」の演習問題も活用してください。
なお入門段階完成の目安は以下が80%以上得点できることです。
達成できない場合は、繰り返しメイン本を復習しましょう。
数学初級
入門から中級への架け橋として以下を使用します。
ここまでが(本当の意味で)きちんと習得できていれば共通テストで70%取れる実力がついているはず。センター試験に向けては、過去問演習中心で問題ないでしょう。
中堅大学(文系)
中堅大学(文系)の2次試験対策は以下を使いましょう。
入試基本レベルまでをおさえることができます。
難関大学(文系)
早慶・同志社の文系学部や北海道大学・東北大学・名古屋大学・神戸大学・九州大学の典型問題は以下で対策できます。※旧課程版なのでご注意ください。
上記に加えて合格点をコンスタントに取る実力をつけるために以下を使います。
東大・京大・阪大を志望する場合、上記に加え、試験時間に合わせて各大学用の「入試の軌跡」を演習してください。
中堅大学(理系)
入試典型問題のインプットとして以下を学習してください。※旧課程なのでご注意ください。
上記を繰り返し学習した後、過去問演習で合格点が取れることを確認してください。
難関大学(理系)
上記に加え以下を繰り返し演習します。※新訂版である点にご注意ください
東大・京大・地方医学部志望者もここまでで土台は完成です。
東大・京大・医学部
京大の理学部以外・東工大・地方医学部は「理系数学 入試の核心 標準編 」をやったあとに、過去問演習を行うことで十分合格点がとれます。
東大・京大理学部は上記の代わりに「やさしい理系数学」を繰り返し学習し、2週間に1回程度の過去問演習で合格平均点に達します。
地方上位医学の場合は「医学部攻略の数学」の例題のみをやりましょう。
都市部医学部は類題も。
合否を分けるレベルの問題が多く収録されています。
医学部受験の難しさは取りこぼしが許されないことです。
高い偏差値に惑わされて本番で出題されないレベルの問題を対策するのは絶対に避けましょう。