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大学受験英語の勉強方法や学習計画の立て方をどこよりも具体的に解説

大学受験で英語を使う全ての受験生向けに、英語学習の計画(ロードマップ)の立て方を紹介しています。

多くの大学で文理問わず配点の割合が高い英語。

武器にできれば、受験で有利に立ち回ることができます。

英語は数学と並んで時間がかかる科目でもあるので、はやめから対策をはじめておきましょう。

目次

英語入門

英語入門

単語と文法

まずは単語と文法をインプットします。

単語は「シス単」、文法は「超基礎固め」をやりましょう。

なお共通テストまでであればシス単はBasic編でOKです。

文法の疑問点は「総合英語Evergreen」を辞書的に使って解消します。

英単語については、「英単語の覚え方」でも記載の通り音声教材を活用するのが効果的です。

通学などの隙間時間をうまく使いましょう。

共通テストでリスニングの比率が高くなったこともあり、日頃から耳を英語に慣れさせておくのは必須の対策です。

文法の定着と長文入門

上記の次は文法の定着と長文問題に取り掛かります。

文法は「英文法・語法 問題ベスト400」をやりつつ、「実践演習速読英文 基礎」の1〜9を繰り返しやろう。

長文は文法の本が終わるまで繰り返し読もう。音読も有効です。

英文解釈

英文法の2周目が終わったら英文解釈を始めましょう。

使うのは「英文解釈入門 基本はここだ!」です。

今まで学んだ英文法を読解に結びつける訓練をします。

英文の構造が読み取れるようになるまで繰り返し学習しましょう。

理解度の確認として、英文の構造を他の人に説明してみよう。

「わかったつもり」になっていた箇所はうまく説明できないはず。

この段階では、全ての文章を完璧に説明できるまで、丁寧に学習することが重要です。

長文演習

「基本はここだ」が完璧に身についたと感じたら、長文演習をたくさんこなしていきましょう。

まずは「実践演習速読英文 基礎」の残りをやり、その次は「英語長文ハイパートレーニング1」に進もう。

ここまできたら一度マーク模試や予想問題集を解いてみよう。

これまで学習してきたことがきちんと身についていればリーディングで6〜7割は取れるはず。

6割を下回ってしまった人は、どこに原因があるのか分析しよう。 

苦手分野対策法

苦手分野対策法

単語量、文法力、読解力、長文読解の演習量のどこが足りないのかわかったら、足りない分野の強化をしてから、再度マーク模試や予想問題集を解こう。

以下に分野ごとの苦手対策を書きます。

・英単語

あたらしい単語帳は必要ありません。システム英単語を復習するか中学レベルの単語に抜けがないか確認しよう。

・英文法

苦手な単元のエバーグリーンを熟読し、きちんと理解しよう。

・英文読解

「基本はここだ」と同じ著者の以下で英文の基本的な読み方を確認しましょう。

・長文演習

長文演習経験を積みたい場合は「入門英語長文問題精講」をやろう。

必ず、一度解いて終わりにせず、繰り返し復習すること。

英熟語

英単語が仕上がってきたら、英熟語もやっておこう。

以上で入門が完成です。

英語初級

英語初級

「基礎英文解釈の技術100[CD付新装改訂版]」を丁寧にこなしていこう。

これも基本はここだ!同様、説明できない箇所がなくなるまで繰り返し復習します。

「基礎英文解釈の技術100[CD付新装改訂版]」の2周目の復習からは、以下をやりましょう。

英語を現代文と同じように読む訓練を積めます。

その後は、入試基礎レベルの長文を演習していきます。

「英語長文ハイパートレーニングレベル2」や「英語長文 高校中級用」を使おう。

初級完成のチェック

初級段階の仕上がりチェックとして「やっておきたい英語長文300」を演習します。

1題15分で解き、全ての小問を1点として88%を超えたら合格です。

超えない場合、どこに原因があるのか自己分析をしっかりとし、対策を行なってください。

なお、復習はわからない文章がなくなるまで音読を繰り返し行います。

中堅大学までであれば、ここまでで合格点を取れる大学も多いはずなので一度過去問を解いてみよう。

もう少し実力を伸ばす必要性を感じる場合や、難関大学を目指す人は下記対策に続きます。

英語中級:難関大学(東大・京大・一橋・医学部以外)

英語中級:難関大学(東大・京大・一橋・医学部以外)

過去問を3年分やって傾向を掴んだあと、長文の演習を積みます。

「ハイパートレーニング レベル3」と「関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)」をやっていきましょう。

 

英語中級:難関大学(東大・京大・一橋・医学部)

英語中級:難関大学(東大・京大・一橋・医学部)

【解釈】

難しい構造の英文の意味を把握するため、「ポレポレ」で解釈を強化します。

【長文】

(1)英語を日本語として読む:
これまで精読・読解などでミクロな英文の読み方をメインで習得してきましたが、ここでマクロな読み方を習得します。

具体的には現代文のように論理展開を意識して、重要なところとそうでないところに濃淡をつけながら読めるようになることを目指します。

推薦図書は「英文速読のナビゲーター」です。

なおここでの速読とは濃淡を意識して読むことで結果的に早く読める、ということを意味しています。

100字を超えるような記述問題や要約問題を早く正確に解けるようになることを目指した対策のため、過去問を見て必要そうな場合のみ実施しましょう。

 (2)長文読解訓練:

解釈など他の対策をやりながらも毎日長文問題を解きましょう。

推薦図書は「発展30日完成 英語長文 上級」、「英語長文問題集 レベル3」です。

長文問題(中級)の完成度チェック

ここまでの学習がきちんと身についていれば「やっておきたい500」でほぼ模範通りの回答で80%以上の正答率になるはずです。

それに達しない場合は長文訓練を繰り返しましょう。

【英作文】

英作文が出る場合は、「基礎英作文問題精講 3訂版」をやろう。

【リスニング】

共通テストまでであれば「共通テスト英語〔リスニング〕 満点のコツ」がおすすめです。

2次もある場合、過去問に入る前に「CD2枚付 大学入試 関正生の英語リスニング プラチナルール」をやると良いでしょう。

英語の勉強方法やオススメの参考書の紹介は以上です。

なお、現在勉強習慣がなくても、偏差値60を目指す具体的な方法を以下で解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。


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