大学受験英語の勉強方法や学習計画の立て方をどこよりも具体的に解説
大学受験で英語を使う全ての受験生向けに、英語学習の計画(ロードマップ)の立て方を紹介しています。
多くの大学で文理問わず配点の割合が高い英語。
武器にできれば、受験で有利に立ち回ることができます。
英語は数学と並んで時間がかかる科目でもあるので、はやめから対策をはじめておきましょう。
目次
英語入門
<単語と文法>
まずは単語と文法をインプットします。
単語は「シス単」or「シス単Basic」です。シス単のどちらを使うかですが、志望校に合わせて選択してください。
ただし、英語が得意でない場合は志望校に関わらず、中学までの単語から復習できるBasic編をまずは使いましょう。
英単語については、音読を交えつつ、隙間時間にコツコツ取り組むのが効果的です。音声教材を活用し通学などの隙間時間をうまく使いましょう。共通テストでリスニングの比率が高くなったこともあり、日頃から耳を英語に慣れさせておくのは必須の対策です。
文法は「大岩の英文法」をやりましょう。
文法の疑問点は適宜、「総合英語Evergreen」を辞書的に使って解消します。
次に、入門レベルの文法を定着させるため「英文法ポラリス1」をやります。
<英文解釈>
ポラリス1が終わったら英文解釈を始めましょう。使うのは「肘井の読解」です。
今まで学んだ英文法を読解に結びつける訓練をします。
英文の構造が読み取れるようになるまで繰り返し学習しましょう。
理解度の確認として、英文の構造を他の人に説明してみよう。
「わかったつもり」になっていた箇所はうまく説明できないはず。
この段階では、全ての文章を完璧に説明できるまで、丁寧に学習することが重要です。
「肘井の読解」が完璧に身についたと感じたら、演習として「入門英文問題精講」を解きます。
<長文演習>
英文解釈が終わったら、次は「関正生のThe Rules1」で長文演習をこなしていきましょう。
Rulesをスラスラ解いていけるようであればどんどん演習量を増やしていきましょう。
<英熟語>
また、このタイミングで英熟語をやっておきましょう。「速読英熟語」を使うことで、熟語のインプットと長文対策の両立が可能です。
苦手分野対策法
単語、文法、解釈、長文読解ののうち苦手意識がある分野は、ここできちんと強化をしてから、次のステップに進みましょう。
以下に分野ごとの苦手対策を書きます。
・英単語
あたらしい単語帳は必要ありません。システム英単語を復習するか中学レベルの単語に抜けがないか繰り返し確認しよう。
・英文法
同じ著者の本である「とってもやさしい英文法」に取り組みます。
苦手な単元のエバーグリーンを熟読し、きちんと理解しよう。
・英文解釈
解釈に不安がある場合は、以下で演習を積もう。
・長文演習
長文演習経験を積みたい場合は「入門英語長文問題精講」をやろう。
必ず、一度解いて終わりにせず、繰り返し復習すること。
以上で入門が完成です。
英語初級
「基礎英文解釈の技術100[CD付新装改訂版]」を丁寧にこなしていこう。
「肘井の読解」同様、説明できない箇所がなくなるまで繰り返し復習します。
「基礎英文解釈の技術100[CD付新装改訂版]」の2周目の復習からは、以下をやりましょう。
その後は、入試レベルの長文を演習していきます。
もう少し実力を伸ばす必要性を感じる場合や、難関大学を目指す人は下記対策に続きます。
英語中級:分野別対策
【長文】
「関正生の英語長文ポラリス2」と「関正生の英語長文ポラリス3」をやっていきましょう。
この後さらに過去問を3年分やって傾向を掴んだあと、長文の演習を積みます。
【解釈】
難しい構造の英文の意味を把握するため、「ポレポレ」で解釈を強化します。
【速読】
これまで精読・読解などでミクロな英文の読み方をメインで習得してきましたが、ここでマクロな読み方を習得します。
具体的には現代文のように論理展開を意識して、重要なところとそうでないところに濃淡をつけながら読めるようになることを目指します。
なおここでの速読とは濃淡を意識して読むことで結果的に早く読める、ということを意味しています。
MARCH早慶レベルの長文対策で時間が足りない人など、過去問を見て必要そうな場合のみ実施しましょう。
【英作文】
英作文が出る場合は、「基礎英作文問題精講 3訂版」をやろう。
【リスニング】
共通テストまでであれば「共通テスト英語〔リスニング〕 満点のコツ」がおすすめです。
2次もある場合、過去問に入る前に「CD2枚付 大学入試 関正生の英語リスニング プラチナルール」をやると良いでしょう。
終わりに
英語の勉強方法やオススメの参考書の紹介は以上です。
なお、現在勉強習慣がなくても、偏差値60を目指す具体的な方法を以下で解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。