数学が嫌いになる原因とその対策
この記事では、数学が嫌いになる原因とその対策を高校1年生および中学生向けに紹介しています。
学校で配られた教材で勉強している、数学が苦手な中高生に特に読んでほしい内容になっています。
ぜひ、この記事を読んで数学が嫌いになる原因を理解し、そうならないように行動していって欲しいと思います。
<対象読者>
高校1年生および中学生
目次
なぜ数学が嫌いになってしまうのか
数学は挫折しやすい科目だと言われています。
では、なぜ挫折しやすいのかというと、ズバリ基礎ができてないのに難しい問題に手を出さざるを得ないような状況が多いからです。
学校配布の問題集は問題数も結構あって、難しい問題も多く収録されているものが配られることが多いと思います。
完璧主義の人は、全問題やりたくなるけど、多いし難しいしで嫌になってしまう。。
あとは、難しい問題が解ける=カッコいいという風潮もあると思います。
「基礎なんてダサいしつまらない」…
本当は基礎こそ重要なのに、不相応なレベルの問題を解きたがる人が多いです。
問題集の話に戻ります。
例えば、青チャートは問題数が多く難易度が高い問題も混ざっているので使いこなすのが難しい問題集です。
高校で配られる4STEPは、基本事項を理解した上で演習量を補うために利用するものです。
理解が不十分な状態で使用すると挫折するリスクが高い。
- 適切な問題量
- 適切な難易度
- 豊富な解説
これらを満たす参考書・問題集を上手に選んで基礎からじっくり取り組めば数学の面白さに気づける可能性は格段に上がります!
具体的にはどうすれば良いか
その一つの回答として先取り学習をお勧めします。
具体的には『問題数が多くなく入門レベルの問題集を一通り終わらせる』こと。
私は高1の夏〜冬に集中的に数学を学習し数IA〜ⅢCまで入門レベルの適切なメイン本を終わらせました。
そうしたところ、その後の見通しがとても良くなり、数学が好きになりました。
これをやることのメリットは多く、オススメです。
<オススメする理由>
- 難しい問題に時間を取られてやる気がなくなることがない
- すでに予習しているため、後々学校の授業を「復習」として使える
- 単元同士の繋がりがわかる(このⅠAの考え方はⅡBのここでも使うなど)
- 早めに数学の全体像を掴むことでその後(物理・化学等)の計画が立てやすくなる
先取り学習の前提
ただし実践する際は前提があり、以下2点を押さえておく必要があります。
<実践する際の前提>
- 計算能力が相応にあること
- どうしてもわからない時に質問できるメンターがいること。
まず1点目ですが、計算能力は数学を含む理系科目の勉強効率に直結します。
今後受験までの長期間にわたり、多くの問題を解いていくことになります。
だからこそ、最初に計算スピードや精度をあげておいた方が良いです。
目安としては、中学校3年生のテストで75点以下を2回以上とったことがある人。
このような人は、計算能力の対策が必須です。
数学は積み上げが大切ですが、数式処理能力はその土台であり非常に重要な能力です。
絶対に軽視したりせず、真正面から向き合ってください。
次に、2点目ですが、学校で習っていないことを自ら学んでいくことになるため、自分一人だと解消できない疑問はどうしてもでてきます。
そんな時に質問できる人がいないと、やる気がなくなって本末転倒になってしまいます。
周りにメンターになってくれそうな人がいない場合は、ぜひ当会までご相談ください。
まとめ
上記で数学が嫌いになる原因とその対策について紹介しました。
まとめると以下のようになります。
- 数学が嫌いになるのは難しい問題に手をだすから。
- 「適切な問題量」「適切な難易度」「豊富な解説」の参考書・問題集を選ぶ必要がある。
↓
- 問題数が多くなく入門レベルの問題集を一通り終わらせるのがオススメ。
- ただし計算能力があることと質問できるメンターがいることが前提
「では具体的にどの参考書・問題集を使えば良いの?」…
「周りに頼れるメンターがいない」…
という場合はこちらをご参照ください。
当会まで直接ご相談いただいても構いません。
生徒様の状況を踏まえた解決策を提案させていただきます。